【セミリタイア】メットライフ生命 ドル建終身保険ドルスマートSは続けるべきなのか、見直してみた。

セミリタイア

周りでもドル建て終身保険に入っている方はかなり多い印象です。はたまた、ドル建て終身保険はいらないという意見も多くあり、結局どうすればいいのか悩むことも多いと思います。今回はメットライフ生命のドル建て終身保険について、このまま続けるべきなのか、解約するべきなのか、払い済み保険にするのかその考え方についてご紹介します!

◆この記事を読んでわかること!
・ドル建て終身保険を契約している方に見直すきっかけになる
・払い済み保険に変更するべきなのか判断材料になる

ぱっと見お得??実態は??

私の周りでもドル建て終身保険を契約している方は多くいらっしゃいます。ただ、その内容をちゃんと把握せずに「お得」と言われ契約している方が多い印象です。

ドル建ての終身保険は必要なのかの私なりの結論を先にいうと、

ドル建ての終身保険は解約、つみたてNISA+保険は掛け捨ての保険に入るという選択をとりました。

このような選択をした理由を下記で説明します。

説明を受けている中では他の積立(円建て、定期預金、個人年金保険)などと比較し、利回りが大きい上に保険もついているという点でお勧めをされることが多いようですが、実際にどうなのか、比較対象があっているのかという点から確認してみましょう。

※今回私は定期預金預金より、お金が貯まる、増えるという点で契約をしたので、お金が増えるという観点で見てみたいと思います。

メットライフ生命、ドル建終身保険ドルスマートSについて

死亡保障で万が一に備えながら、USドルで資産運用。教育資金、老後資金の準備もできる終身タイプの死亡保険です。

1. 積立利率は年2.5%を最低保証
2. 三大疾病・介護給付終身保険特約を付けることもできる
※利率2.5%とありますが、私が契約した当時は3.0%が最低保証でした。

次に返戻率の例になります。
表を見てみると32年後でやっと100%お金が戻ってくる想定になります。その後40年まで積み立てたままでいくと120%になって戻ってくることがわかります。

経過年数払込保険料累計
(米ドル)
解約返戻金額
(含特別積立金)
(米ドル)
返戻率
(%)
35,6681,99935.2
1018,89113,72672.6
2037,78331,71883.9
3056,67455,07497.1
3258,56359,062100.8
4058,56370,603120.5
※年3.0%想定、月157ドル積み立て

次に積み立てNISAなどで、単純に月1.6万円で年3%の利回りで運用できた場合はというと下記のようになります。
保険等は考えていないので、暴落などがない限り、もともとの投資金額から減ることはありません。
なので、20年後ですでに180万円ほどの差がでる結果となります。

経過年数積立金額
(円)
運用金額
(円)
運用金額
(%)
3576,000601,929104.5
101,920,0002,235,863116.5
203,840,0005,252,832136.8
305,760,0009,323,790162.4
326,144,00010,294,845167.6
406,144,00013,077,237212.8
※年3.0%想定、月16,000円積み立て

積み立てNISAなどでは暴落のリスクもあります。実際コロナショックやリーマンショックなどではかなり下落しました。なので引き出したいときにたまたま暴落時だとすると、損をすることもあります。

しかし、統計上は20年以上積み立てた結果では90%以上の確率で約5%の利回りに落ち着くといわれており、コロナショック時などでも数ヵ月で元の金額まで戻っていることから長期積み立てを考えるとそこまで心配になる必要はなと考えております。

また、保険については今回考慮しておりませんが、終身保険と同じ内容に入ったとしても、積み立てNISAなどで積み立てた方がお得になるといわれております。

そもそも終身保険の内容が必要なのか、他に保険に入らないといけない内容があるかなどをしっかり検討することが大事だと思います。

払い済み保険はあり??

上記で書いた内容を見て、メットライフ生命ドル建終身保険ドルスマートSを解約したい。けど返戻金が少ないと感じる方に払い済み終身保険をお勧めされることがあるかと思います。

今度は払い済み終身保険はどうなのかについて検討したいと思います。

払い済み終身保険は変更した時期によって保険の内容や、返戻金が変わってきます。
下記はドルスマートSを契約して3年がたった時に払い済み終身保険に変更した場合の返戻金になります。

経過年数払済後
経過年数
返戻金額
(ドル)
返戻率
(%)
412,04236.0
1072,32541.0
20172,90251.1
30273,62263.9
40374,52679.8
51485,718100.80
※契約から3年後に払済に変更、積立額は約5,718ドル、年3.0%の利率想定

次に、3年後に解約を行い、それを積み立てNISAなどで運用した場合は下記のようになります。

経過年数積立金額
(円)
運用金額
(円)
運用金額
(%)
1216,000222,480104.5
7216,000265,653122.9
17216,000357,015165.3
27216,000479,798222.1
37216,000644,809298.5
40216,000704,600226.2
※年3.0%想定、元金216,000円

比較すると元金の運用のみでも積み立てNISAなどで運用した方が、運用額は優れていることがわかります。保険に入ったとしても、積み立てNISAなどの方が運用額が高くなる見込みになります。

まとめ

改めて結論を言うと、お金を増やすという点に絞って考えると、ットライフ生命のドル建て終身保険ドルスマートSなどに入るよりも、積み立てNISAまたはIdecoなどを利用し積み立てる方が良いという結果になりました。

また、払い済み保険にするよりも解約し、積み立てNISAなどで運用する方が良いという結果になっております。

上記はお金が増える観点で検討してみた結果になりますので、保険の内容などはあまり考慮しておりません。また、あくまで1例、1考え方ですので、実際に自分が入っている終身保険の内容をしっかり把握した上で、その後どうするか検討してみるのが良いと思います。

継続するか否かというよりも自分が入っている保険についてちゃんと把握し、見直すということが大事だと思います。

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