思いもよらないことで障害になってしまうことも、、、。そんなときにどんな保証があるのか、障害年金はどのくらいもらえるのかをご紹介いたします。
◆この記事を読んでわかること!
・障害年金についていくらもらえるのかがざっくりわかる
・障害保険の必要性について参考になる
障害年金っていくらもらえる??
障害になった際には社会保険で、障害年金を受け取ることができます。
障害年金は、発達障害、身体障害、精神障害、病気によって生活や仕事などが制限されるようになった時に受け取ることができる年金です。
年金と聞くと60歳以上からというイメージがありますが、障害年金は60歳未満でも対象になり、働きながら受給することも可能です。障害の程度によってもらえる金額、種類が異なってきます。
ただし、未成年は受け取ることができません。代わりに障害福祉手当や特別児童扶養手当が支給されます。
・障害の程度
1級:身体の障害または病状により、他人の介助を受けなければ日常生活を送れない状態。
2級:他人の介助が必ずしも必要ではないが、体の障害または病状により労働できない状態。
3級:傷病が治らず、労働に著しい制限を受ける状態。
・障害年金の種類、対象
1. 障害基礎年金(1級、2級)
医師から初めて病気や障害の診断を受けた日(初診日)に、国民年金に加入していた人
年金制度に加入していない年齢(20歳未満または60〜65歳)のときに、病気や障害の診断を受けて現在も完治していない人。
2. 障害厚生年金(1級、2級、3級)
病気や障害と診断された初診日に、厚生年金に加入していた人。
※自営業者・フリーランスは1のみ、会社員は1+2をもらえることができる。
受け取れる金額
障害基礎年金、障害厚生年金で受け取れる金額はざっくり下記の通りになります。
・障害基礎年金
子供 | 障害基礎年金1級 | 障害基礎年金2級 |
---|---|---|
0人 | 975,125円/年(月81,269円) | 780,100円/年(月65,008円) |
1人 | 1,199,625円/年(月99,968円) | 1,004,600円/年(月83,716円) |
2人 | 1,424,125円/年(月118,760円) | 1,229,100円/年(月102,425円) |
3人 | 1,574,725円/年(月131,227円) | 1,378,700円/年(月114,891円) |
・障害厚生年金
障害厚生年金は障害基礎年金とは別に上乗せで受け取ることができます。各等級ごとの受け取れる金額の計算式は下記の通りです。
1級:平均月収額×0.5481%×厚生年金加入期間×1.25+配偶者の加算(224,500円)
2級:平均月収額×0.5481%×厚生年金加入期間+配偶者の加算(224,500円)
3級:平均月収額×0.5481%×厚生年金加入期間+配偶者の加算(224,500円)
※令和2年5月時点
加入年数が25年満たない場合は、加入年数=25年として計算されます。
・受け取り金額例(30歳会社員・妻1人・子供1人、平均年収300万)
障害基礎年金:約120万(781,700×1.25+224,900)
障害厚生年金:約73万(3,000,000×0.5481%×25×1.25+224,900)
合計で約193万円(月額約16万円)
ただし、年収が3,604,000円を超えると所得制限がかかり、3,604,000円~4,621,000円以下であれば支給金額の半分が停止となり、4,621,000円を超えると支給停止となります。※単身世帯の場合。扶養人数によって変わります。
民間の保険について
就業不能保険についても検討の余地がありますが、現状障害年金の受給原因約6割弱がうつ病などの精神障害だそうです。
そして、民間の就業不能保険では、精神障害を保障していない、保証していたとしても一生涯ではないということが多いので、入る際には下記を参考に選ぶのがよいと思います。
・障害認定基準が、公的制度と同じ
・精神疾患も多少はカバーしてくれる
・月額5万~15万の保険金を、障害の続く限り受給できる
・保険料は月1,000円~3,000円
まとめ
もし障害になった時でもいくらか障害年金を受給することができるので、少しは安心かもしれませんが、お金というよりも、身体の自由が利かない分、精神的にも余裕がなくなることは多いと思います。
いつ、病気やケガで障害になるかはわかりません、どれだけ気を付けていても不運にも障害を患う可能性はありますので、障害年金のようになるべくいろんな知識を知っておくことが大事で、安心につながると思います。
セミリタイアを目指している方にとって、働けなくなるということは非常につらい部分でもあります。ただ、セミリタイアを目指している方は生活の支出の見直しができており、資産もそれなりにたまっている方も多いと思いますので、お金の面では少し不安が減るかもしれません。とはいえ本来目標にしていたことがかなり確立でできなくなってしまうことの方が多いので、その点新しい目標を見つけ、前向きに進むことが大事だと思います。
そして何より、やはり心身ともに健康ということが一番大事だと思いますので、日ごろから、健康にきをつけた生活を心がけることが大事だと思います。
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